2016年01月30日

【巡音ルカV4X】氷の樹海を渡る方舟【オリジナルPV】



今年のルカ誕動画をアップしてました。
CD「Dear RiL〜氷の樹海を渡る方舟〜」収録の1曲です。

「ラトポリカの時計塔」から何十年も後の時代。
生きる意味に手を伸ばすように、凍りついたかつての海を渡った青年と
滅びたラトポリカの街にひとり残されていた、心を持った人形の物語です。

イラストはCD「Dear RiL」と同じく千さんに描いて頂きました。
「氷の樹海〜」の動画制作に至った経緯は、CDのブックレットを描いて頂いた際に「ユグドラシル」&「氷の樹海〜」のページで他にも描きたいシーンがあったんですよ〜というお話を千さんから伺いまして、その没になったシーン是非とも拝見したい…!という下心から私の方から動画化を持ちかけたという感じです。
そんな経緯だったので、今回はコンテの段階から千さんに担当して頂きました。
コンテを作って頂いて動画を制作するという経験は初めてでしたが、自分にはない発想がたくさんあって新鮮でとても楽しかったです。
やはり描かれたご本人が動画での見せ方を一番ご存じなんだなぁと思わされました。コンテ通りに作ってみてパシッとはまった時の感激たるや。

イラストも動画用にたくさん描き下ろして頂いているのですが、こちらの絵はぜひフルで見て頂きたいのでぺたり。
https://twitter.com/1000_3/status/692676115609944064
美しい色遣いや二人の表情や描き込みの細かさにひたすら圧倒されました。

より詳細なお話は追記の方で語ってますー。


「氷の樹海を渡る方舟」は、いわば「きみ(=ヒース)」視点の「ユグドラシル」でもあります。
「鮮やかな記憶を、優しい物語を、小さな掌に溢れそうなほどのせて」居なくなってしまった「きみ」がどんなふうに「私(=リル)」と出会い、どんなことを考えていたのか。その辺りを綴った曲です。

■目の色の変化■
動画中で一番目を引くのがここかなと思います。
ヒースは氷の木々がもたらす不治の病タイプ・ブルーに罹患しています。
虹彩が青っぽく変わっていくのはそのまま病の進行を表しているともいえます。
緑(もとの色)→鮮やかな青(病状進行中)→曇った青(末期)という変化をしてます。
2番でリルに出会った時点ではしっかり青いので、リルは最初から目が青い人だと思ったはずです。

■この想いを愛だなんて■
呼べるはずもないけど〜と続くわけですが、ではなんだったのか。
CD制作中もずっと掴みかねていたのですが、最近ああこれは飼えない捨て猫を拾った人の気持ちが一番近いのかなと思いました。
リル→ヒースは自覚のない恋情で、伝えることも伝わることもないままの片想いでした。

■昔々の話をしよう■
リルを生みだした"お父さん"である博士もまた、タイプ・ブルーに罹患していました。
その事実をリルは知ることなく時計塔に眠りについたわけですが、同じ境遇にあるヒースは、もしかしたらそうだったのかもしれない、とリルの話を聞く中で思い始めます。
お父さんは君を愛していたんだよ。ただ君を守りたかったんだよ。
そんなふうに語りかけることは、けれどどこか言い訳のようでもあると、別離をもたらすと知っていて小さな手をとった自身の弁明のようでもあると彼は思ったのかもしれません。

■the Untold Monologue■
直訳すると「語られざる独白」となります。
あれやこれやと勝手に悩んでいたことのほとんどがリルには語られることはなかったのです、という歌でした。
posted by nanami at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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