2011年10月26日

「フローリアの箱庭」について

http://sound.jp/nanase615/x/flower.html

アルバム特設サイトにてちまちまと連載していた小説が完結致しました。
拙い作品ではありますが、お読みいただけたら嬉しいです。



忘れ去られてしまった"物語"は何処へ行くと思う?

今回書いたフローリアちゃんのおはなし、それから、アルバム1曲目を飾る「Floria」という曲は、フィクションを創作することについてのひとつの答え、です。

小さな頃、誰しも一度は空想家だったんじゃないかなぁ、と思うのです。
ここではない何処かの"物語"を、誰しも一度くらいは思い描いたことがあるのでは。
そして、多くの人は描いた"物語"も、描いたことすらも忘れて、いつの間にか大人になっていく。

私はもう多分いい大人なのですが、困ったことに空想癖は健在です。
だから、いつか何処かの誰かのおはなしを、これからも描き続けると思います。
音楽だったり、小説だったりで。

けれども、いつか、もっと歳をとって、
なにか別のことに夢中になったり、あるいは日常を生きることに忙しくなったりして、
そんな"物語"も忘れてしまう日がくるのかしら、と思うときがある。

もしもそんな日が来たとしても、こうして今頭の中に描いている誰かの"物語"は、きっと意味のあるものであってほしい。
忘れてしまったとしても、その"物語"は何処かに置き忘れてきたんじゃなく。
どこか奥深くにそっと眠っていて、見えないところでちゃんと"私"を構成しているんだろう。
そんな願いをこめて。


「フローリアの箱庭」というタイトルの由来を少しだけ。
物語音楽、あるいは物語性のある音楽を集めてアルバムを作ろう、と思い立ったのが六月下旬頃でした。
それで、今まで作ってきた作品と、これから作りたいなぁと思っていた作品をひとまず頭の中で並べてみて。
最初に降りてきたのは、「箱庭」という単語でした。
「物語」という言葉にとても親和性があると思ったのと、ふだん私は自分の曲作りを「箱庭」に例えることが多いため。
すきな言葉と、すきな音を並べて。ライブなんかと違ってひとりで向き合っていくマイペースな創作が、「箱庭」作りに近いなぁと思うのです。ボーカロイドに歌ってもらう過程も含めて。

次に浮かんだのが「花」というキーワード。
収録しようと思った曲を並べてみたら、なにかと「花」の出てくる歌が多かったのです。
そこから、「フローリア」につながりました。

「フローリア」というのは、何処かの言葉で「花が咲く」という意味だと聞いたことがあります。
そして、女の子の名前でもある。
ふわふわと思考を膨らませていって、私の頭の中に「フローリア」という空想好きの女の子が生まれました。


そんな感じで温めてきたアルバムですが、もうすぐ入稿です。
作業はほぼ終わったのですが、入稿を終えて業者さんからおkが出るまでは気を抜けません。
無事にお届けできますように…!


それからそれから、たぶん明日、アルバム収録曲から新曲「シュドメールと風の唄」の動画をうpします。
ご視聴いただけたら嬉しいです^^
posted by nanami at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック